こんにちは、加藤一郎です。
TVドラマ『ドラゴン桜』を見たことありますか?
http://www.tbs.co.jp/dragonzakura/
(もともとは、漫画本なんですよ)
(内容)
偏差値の死ぬほど低い倒産寸前の私立高校に
桜木先生という敏腕講師が来て
1年間で、生徒を東大へ合格させるというストーリー。
このドラマは、大ヒットしましたが、
「東大合格」⇒「ビジネスでの成功」
と置き換えながら見ると、参考になるところが多いです。
(※TSUTAYAでレンタルしてますんで、ぜひ、DVD見てください)
ドラマの中で、
阿部寛が演じる東大進学講師”桜木先生”が
進学説明会に来ていた親子に
こんな爆弾発言をします。
「あなたの息子さんは、100%東大へ合格します。
なぜなら、見るからに頭がカラッぽそうだからです!」
なんで、こんなことを桜木先生は、言ったのか?
父親と進学説明会に来ていたその息子は、
バンドをやっているようで、長髪。
「ってゆーかーー、俺、バンドの練習あるしぃ〜。
早く、帰りてぇんだけどぉ〜」
こんな、いかにも勉強とは無縁のバカっぽいイメージ。(爆)
桜木先生が
『その子は、100%合格できる。』
と断言した理由は、こうです。
●
東大が求めている理想的な頭は、
「頭は、ブラックボックス」の人間。
「決して、山ほどの知識を記憶している学生ではなく
色々な物事をその場その場で吸収するための手段を
持っている学生です。
中は、カラっぽでも、
そこに情報を通せば変形をさせて
自分なりの意見を作り出す手段を持つ頭がいい。
一つの手段を覚えて洗練させれば
いくらでも応用が利きます。
知識は、忘れるもの。
ならば、頭の中は、からっぽでいい。
できるだけたくさんの洗練された手段を持ち
求めに応じて色々と対応できる学生が
優秀で将来性があると東大は考えている」
(「『ドラゴン桜』第11巻 講談社」から引用:)
http://tinyurl.com/adtfxh
と、桜木先生は、その親に言うわけです。
カラッぽのほうが、逆に吸収率がいい。
というわけです。
●
これは、言い換えると
『情報量は少なくてもいいから
アタマの中に、考え方の関数だけを持っていればいいよ。』
ということですね。
※関数とは中学校で習ったこれ⇒ Y=aX
aとXに数字を入れると、自動的にYという値が出力されます。
●
これは、ビジネスでも同じです。
長年、様々なクライアントさんを見てきて思いましたが、
「このサイトに登録するとうまくいくの?」
「この先生の提供してくれる情報を使っていればうまくいくの?」
「Yahoo!のこのサービス使うといいの?」
そんな思考ロジックの人は、成功しません。
なぜかというと、
情報だけをい仕入れてうまくやろうという思考ロジックの人は、
『ドラゴン桜』でいうところの、
東大に不合格になってしまう
知識だけを詰め込んでいっぱいいっぱいになっている
受験生と同じで、
応用が利かないからです。
今のネット時代は、取り巻く環境の変化がハゲしい。
誰かが、「この方法でうまくいきました!」
過去の成功事例をマネしても、
それは、すでに過去。
それだと、猛スピードの今の時代の変化についていけないし、
間に合わないんです。
●
今、『最新情報』をもらって
うまくいっている人は、
情報を提供されている期間は、
うまくいくかもしれませんが
”情報を遮断された瞬間”に
ビジネスがうまくいかなくなります。
私は、こういう状態を、
『情報ベッガー(乞食)状態』といっています。
もし、自分が、こういう状態にいる人は、
むしろ恐怖を感じなければいけません。
逆に、それを自分の実力だと勘違いをする人が
出てきたら、悲劇になるのは、
容易に想像がつきますよね。
でも、非常によくあるパターンです。
●
むしろ、書籍や他人の成功事例を読み取ったら
「そもそも、なんで、このサイトに登録すると
検索エンジン上位に来るんだ?」
「そもそも、なんで、このサービスが儲かっているんだ?」
などなど、自問自答できる人間になっておくことでしょう。
そうすれば、応用能力がつきます。
成功事例の要因部分の『核』を抜き出し、
いつでも、自分なりのオリジナルな
『思考の関数』に戻せる能力を持っていること。
これがポイントです。
桜木先生の言葉を言い換えるなら、
・顧客や時代の求めに応じて色々と対応できる人間。
・顧客や時代の求めに応じて色々と対応できる会社。
に、なっておくこと。
・時代の変化に柔軟に対応できる能力。
・ひとつのヒントから無限に思考を回らせチャンスや
アイデアを生み出す応用能力。
これを持つこと。
ビジネスでメキメキ伸びる人や、
結果的に、経済的豊かさを手にする人とは、
結局、こういう力を持っている人のことでしょう。
あなたも、
仕入れた『知識』は、
早めに『智慧(ちえ)』に変えておくことをおすすめしますよ。
byいちろー
P.S.
もし、他人の成功事例からどんどん
無限の思考関数を身につけたい人が
いらっしゃいましたら、こちらをご覧ください。
ドラゴン桜の例も出てきます。
↓
http://www.egroove.co.jp/secret_dvd_2007kt.html
【編集後記】
実は、『ドラゴン桜』の原作者の三木紀房さんは、
実は、漫画が好きだったから漫画家になったわけではなく
「金持ちになりたかったから漫画家になろうと思った」という
とっても資本主義な(爆)、ユニークな感性の持ち主。
『ナニワ金融道』の作者、故・青木雄二さんと
同じような感性の人でしょうね。
他人の成功事例からどんどん
無限の思考関数を身につけたい人が
いらっしゃいましたら、こちらをご覧ください。
こちらを⇒クリック
|
|