●なぜ、『地動説型ビジネス』が日本では危ないのか? |
こんにちは、加藤一郎です。
前回、お話ししたように、
ネットには、このようなルール変更に脅かされる日々のリスクもありますが、
それ以外にも危険があります。
どこかの広告を使えば、売れる!
どこかのサービスを使えば、売れる!
それは本当だし、有効な手段であり、重要です。
確かに売れます。成功します。
一時的にはね。
しかし、
これらの最もたる危険は、
『狩猟型』『焼き畑農業型』であるということです。
誰でもできる。チャンスがある!瞬間的に儲かる。
という場所は、
あなたと同じく、ライバルも狙っています。
「おおおおーーーい!ここが儲かるぞー!」
と、誰かが大声で叫んだ時点で終わりです。
ライバルが参入すれば、当然、広告費も上がります。
最後は、資本力のある大企業が参入して、
あなたの楽園は、食い荒らし尽くします。
一夜の夢。
また、最初からやり直しです。
先が無いのです。
行き止まりだとわかっている場所へ
貴重な時間とお金を投資する人は、どこにいるでしょうか?
これが、哀しいことに、いるんです・・・・・・・。
なぜか?
自分の感覚に騙されてしまうんです。
こういったやり方は、最初の勢いが良いので
成功する人が多いんですね。
「こんなに儲かった!オレは、ビジネスの才能がある」
と、ビジネス初心者が勘違いをしやすいのです。
・こうすれば、誰でも一瞬で儲かる。
・再現性が高い。
確かに、その手法を使えばうまくいくでしょう。
質の高い情報もあります。
しかし、こういう謳い文句には、注意が必要です。
よく考えてみてください。
皆が持っている、皆ができる、ということは、
そのぶんだけライバルも、あなたと同じことができるということ。
これは、資本主義においては、
相対的価値が低いということでもありますよね?
(割り算をしてみればわかりますよね?)
そして、
それがシステムに依存したものであればあるほど、
とくに、依存率が高ければ高いほど危険性も高いということでもあります 。
しかし、問題は、それだけはありません。
その先に待ち構える避けられない問題。
『新規顧客の枯渇』
です。。
このビジネススタイルは、日本には合わないんです。
・・・・というか、
日本ではやってはいけない。
ということが、下記のグラフを見ればわかることでしょう。

日本の人口は、2010年から、どんどん減り続けます。
極端な言い方をすれば、お客さんの絶対数が減るわけです。
新規客をバババっと取って、枯渇したらさっさと逃げる?
こんなのイヤでしょう?
これまで、自分が大切にして時間とお金を使って
積み上げてきた城を残し、放浪の旅に出るなんて。
焼畑型、狩猟型をしても大丈夫なのは、アメリカだけ。
なぜなら、アメリカは、今も人口がどんどん増えているからです。

これを、見ればわかりますが、
アメリカと日本における人口増加の流れが明らかに違うのに、
アメリカと同じ大量爆撃型、狩猟型のマーケティング手法でいいわけがありません。
また、狩猟型と農耕型というと、イメージがわきにくい人もいるかもしれません。
最近、勝間和代さんの書籍で時間に対する考え方が話題になりました。
そこで言及されている時間の使い方のひとつに、
「消費の時間」と「投資の時間」という概念がありましたね。
狩猟型というのは、ここで言うなら「消費型」であり、
農耕型というのは、絶対に減らず、積み重なって複利を生む「投資型」といえるでしょう。
では、やらなくちゃいけないことは何なのか?
まずは、『スタイルの変更』です。
やっても、やっても、すぐに陳腐化して流れてしまう
波打ち際で砂の城を作るような行為から脱却し
やればやるほど、あなたの『価値のエネルギー』が増し、
やればやるほど、楽になる。
売り上げに対するマーケティングコストが低くなる。
そういうスタイルに、今スグ、軌道変更するほうが賢いわけです。

氷山にぶつかる前にね。

「貴重な人生の時間をどうせ使うなら、消費型ではなく、投資型に変えたい!」
「やれば、やるほど、どんどん強くなっていくビジネススタイルに軌道修正したい!」
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